トヨタやデンソーの経営の本質は、「基軸をしっかり立てて、ぶれない経営を実践すること」である。
この「基軸」とは、物事の摂理・道理・科学に基づき軸を立て、それをぶらさずに経営することと考えます。それは「経営理念を大切にする」「真の顧客視点(リードタイムの短縮)」「方針管理」「性善説をベースとした見える化」「インタンジブルアセットの蓄積(みんなで、やりきる・積み上げる)」を中心とする経営と考えます。
この本質を理解することによって、メーカーのみならず様々な業界でも普遍的に「トヨタ式経営」の良さを自社に導入でき、夫々の会社の良さ・強さと相まって独自の経営を実践することができると考えます。
形式として、対話形式を多用した「アクティブラーニング」を用います。
研修の概要
- 対象 :営業・開発・管理部門・人事部門・オフィス部門のスタッフ・管理者
- 研修時間 :6時間
- 定員 :30名
研修カリキュラム
*研修の構成・カリキュラムは、ご要望に応じてカスタマイズ致します
1.「経営理念を大切にする」
- 「経営理念」は方針管理の最上位に位置し、会社経営全体を包括する思想です。即ち会社内の人間とその諸活動全体の精神的な支柱となるべきものです。この経営理念が希薄化した時、会社の命運は尽きるとも言われています。
- トヨタの場合、「豊田綱領」そして「トヨタ基本理念」に記された経営の基本的考え方は何処にあるのかを考えます。
2.「真の顧客視点(リードタイムの短縮)」
- トヨタ生産方式は、JIT・かんばん方式などとして紹介されることが多いですが、その目的は「リードタイムの短縮」にあります。何故リードタイムの短縮を追及するか、それはお客様とトヨタの距離を縮め、真の顧客視点の経営を実践することにあります。この本質を理解することによって、様々な業種においてもその会社独自の経営改革は進行すると考えます。
3.「性善説をベースとした見える化」
- 「見える化」はもともと生産現場をきちんと整えて、何か異常が起った時に誰でも分かるようにして直ぐに手を打つことができるようにすることです。現在では経営の様々な場面で用いられるようになりました。
- 経営全般に「見える化」を推進する上で大切なことは、「性善説」とセットにするということです。「人の知恵、人の可能性を信じ、人の知恵を生かすことで人を育てる経営をする」ことです。
4.「インタンジブルアセットの蓄積(みんなで、やりきる・積み上げる)」
- 「インタンジブルアセット」とは、財務諸表に表すことができない資産のことです。その代表格が「人」です。
- 所謂PDCAサイクルを回しながら成果追求をみんなでやりきり、その過程でインタンジブルアセットを積み上げるという不断の努力が競争力のある会社の基盤になると考えます。
基幹人材養成研修について
当研修は、業種・業態・規模に関わらず、普遍的な内容になっています。これから業績を伸ばすために、幹部人材育成ほど重要なテーマはありません。中小企業の皆さまにも、ご活用いただける内容となっております。
*研修テーマについては、ご要望に応じますので、お気軽にご相談ください。
詳細をお知りになりたい方、またご自身の会社にとって役にたつかどうかをお知りになりたい方など、是非、お問い合わせください。詳細内容についてご説明いたします。