「管理者」としての「基本」とその先にある「経営者」としての「基軸」を指南
基幹人材養成研修・講座
人材育成で、このようなお悩みはありませんか?
- 次世代の幹部候補をどのように育成したらいいのだろう?
- 今までの研修では、なぜ思うような成果につながらないのだろう?
- VUCAの時代にも成果を出すことができる人材を育てるにはどうしたらよいのだろう?
- トヨタ・デンソーの「ヒトづくり」哲学や手法は、我社にも通用するのだろうか?
- 中小企業に適した人材育成の方法とは?
- 企業の信頼度をアップさせる人材育成に秘策はあるのか?
- 上場を機に一段上のマネジメント力を養成したいのだが・・・・
これらの「お悩み」に共通しているものは、何かご存じでしょうか?
それは、これまでの幹部人材育成が以下の2つを中心にしていたからです。
- テクニカルスキル=業務遂行能力(仕事の管理・仕事の改善)
- ヒューマンスキル=対人関係能力(部下の育成・人間関係・リーダーシップ)
しかし、今直面しているVUCAの時代に結果を出すためにはこの能力だけでは難しいのです。この時代を生き抜くためには、幹部人材として必要な「基礎力」を養い想定外への対応力を身につけなければなりません。
研修ソーシングが考える「基礎力」は、次の3つです。
- 定義する力
- 考える力・本質を見抜く力
- ブレない軸をもつ力(部下の育成・人間関係・リーダーシップ)
この3つの能力は、VUCAの時代にもどのような状況においても、幹部人材として企業を導く底力として必須の能力です。この力が備わっていないため、「人づくり」・「企業経営の方向性」がぶれ、企業が一体となって進むことができないのです。基幹人材養成研修では、この3つの「基礎力」を「コンセプチュアルスキル(=概念化能力)」と定義し、これからのリーダーが想定外への対応を柔軟に行える力を育てます。
次世代リーダーに必要なコンセプチュアルスキルとは?
前述の「テクニカルスキル」・「ヒューマンスキル」そして今ご紹介した「コンセプチュアルスキル」は、マネジメントを司る幹部人材にとってどれも必要ですが、役職が上に行く程「コンセプチュアルスキル」の必要性が増して行きます。
TS:Technical Skill(テクニカルスキル:業務能力)担当する業務を遂行する上で、必要な知識やスキル
自分の担当している特定の仕事についての「やり方」・「方法」・「プロセス」・「手続き」などに精通し、それらを実際に使うことができるスキルを身に付けていることが要求される。
HS:Human Skill(ヒューマンスキル:対人能力)仕事上の人間関係を構築する技術で、人を観察・分析し望ましい働きかけを選択・実行するスキル
管理者は自分と違う考えを持った人を理解し、またメンバー間に相互理解の状態を作り出す能力を持っていることが要求される。
CS:Conceptual Skill(コンセプチュアルスキル:概念化能力)仕事を取り巻く状況を構造的・概念的に捉え、取り組むべき課題の本質を見極めるスキル
環境の変化に対応するために、ある種の変更・対策を講ずる上でその全体的な視野に立って総合的に判断する能力が要求される。
【コンセプチュアルスキル補足説明】
“コンセプチュアルスキル”とは、物事を認知・認識する能力を意味する。即ち、概念を言葉で言い表すことで物事の本質を踏まえ、問題発見や問題形成において不可欠な能力と言える。
同じ現象や事実に接しても、物事の本質を見抜く能力のない人にとっては問題は見えてこない。特に企業活動に関する問題は、目に見えない構造の問題が多いので、この概念化・抽象化の技術は大きな価値を持っている。従ってこの“コンセプチュアルスキル”は「問題を扱う技術」とも言えるので、総合判断力ともいいかえることができる。
中間管理職・上級管理職・執行役員・次の経営者の方へ
次世代リーダーのための研修サービスの3つの特徴
基幹人材養成研修の概念図
研修目的
今企業が直面している大変革期において、多様な人材を育て、チーム力を発揮し、現場において求められる成果をあげることが仕事の「管理者」、そして会社経営を司る「経営者」、其々が習得すべきは「リーダー必携の三種の神器」です。それは「1.考える力・本質を見抜く力」・「2.定義する力」・「3.ブレない軸をもつ力」です。
まず管理者・経営者の定義の明確化を
数あるリーダーシップ研修・課題形成研修・コミュニケーション研修などの問題点は、「管理者・経営者とは何か」を定義せず、「管理者・経営者は何をすべきか」から入るため手法の(How to)の指導に偏っているということです。
研修ソーシングでは、「管理者とは何か」・「経営者とは何か」の定義を明確にし、其々のあるべき姿(Be)のために習得すべきこと(Do)を明らかにして研修を行います。そのため、理解力・実践力が着実に養成されます。
研修方法
アクティブラーニングを取り入れ、「受講者の主体的な姿勢を導き出す」ように進めます。受講者が一定の知識や経験を持った上で、管理者・経営者とは何をする人か、どのような能力を身につける必要があるのかを深く考えます。
講師の一方的な講義ではなく、講師・受講者双方が意見を出し合う場・ケーススタディの場・プレゼンテーションの場などを設定して研修を行います。
研修構造
1. Be研修
「管理者とは何か」・「経営者とは何をする人か」を定義します。
2. Do研修
管理者・経営者に必要な能力を明確にします。
3. アクティブラーニング
質疑応答・ディスカッション・ケーススタディなどで深い学びにつなげます。
もう迷わない。「管理者」として「経営者」として必要な基礎能力を手に入れる!
真の問題を見抜き、解決力が身に付く3つのコース
研修にこだわる研修ソーシングの基軸は教育内容にあります。教育の本質は、自分を無にし、貢献の心がないとできないと教育現場に身を置き体験しました。親が子を育て、子が親元を離れて自立していくように、基幹人材養成研修を通して、受講者一人ひとりが成長し、成果を出す管理者・経営者となるように促し、次の時代の基幹人材を育てる役割を私達の使命とします。
【基本コース】研修の狙い
当研修では、大変革期において多様な人材を育てチーム力を発揮し、現場において求められる成果を上げることが仕事の「管理者」、そして会社経営を司る「経営者」、その其々が習得すべき「リーダー必携の三種の神器」を養成します。即ち「1.考える力・本質を見抜く力」・「2.定義する力」・「3.ブレない軸をもつ力」を身に付け、「企業の基幹人材」或いは「新興企業の経営者」を養成することが狙いです。
研修は、対話形式を多用した「アクティブラーニング」を用います。講師が一方的に講義を行うのではなく、講師も受講者も一体となって意見を出し合い、双方向の発言を通じて学びを深めます。
【基本コース】研修概要
- 対 象 :次長・部長クラス
- 研修時間 :9時間(3時間×3回)
- 定 員 :10〜30名
【基本コース】研修カリキュラム
Ⅰ.「管理者」・「経営者」を定義する
「基幹人材養成研修」の第一歩は、「基幹人材」を定義することから始めます。ここで「基幹人材」を「管理者」そしてその先にある「経営者」に分けて定義します。
「管理者」・「経営者」を定義することによって、其々の「管理者」・「経営者」の「あり方」が明確になります。その「あり方」を明示することができれば、「なし方」(何をすることが役割なのか)が理解され、成長のための行動計画がイメージできるようになります。行動ができれば、必ず求める姿に近づくことが可能になります。
1.これから10年の経営環境の変化
1.経営環境分析は「複眼システム」で行う。
2.大変革時代の到来を予測する。
3.変革の本質を見抜く。
2.リーダーとしての「管理者」を定義する
1.「管理」とは何か?
2.「管理者」とは何か?
3.「管理者」の最重要テーマ「人材育成」を如何に実践するか?
4.「管理者」の先にある「経営者」を定義する。
-1.「経営」とは何か?
-2.「経営者」とは何か?
5.「管理者」の最重要テーマ「方針管理」を如何に実践するか?
Ⅱ.「本質を見抜く力」、その礎としての「考える力」を養成する
結果を出す「管理者」になるためには、具体的「行動」が変化しなければなりません。何をすることが『結果を出す「管理者」につながるのか』を考え習得します。
具体的には、次の7つの「行動」が必要です。
- 1.1つの事象に「なぜなぜ」を5回繰り返す。
- 2.物事や人に対して「何のために?」を自ら問う。
- 3.種々の情報に対して「本当にそうか?」を自ら問う。
- 4.自分がこうだと思う意見の反対意見をしっかり知る。
- 5.自分が当事者の出来事に対して客観的な視点を持つ。
- 6.仮説に対して実際に見て判断する。
- 7.定義する習慣を身に付ける。
この1~7の「行動」について、どうしたら実践できるかについて学びます。
Ⅲ.「ブレない力」を身に付ける
「経営者」は、ブレない「基軸(原理・原則に基づく軸)」を持つことが必要です。また、今後予想される経営環境の激変においては、環境追随型経営は許されず、その「基軸」に基づいて先手を打つ経営が求められます。
この「経営者」が持つべき「基軸」とは何か、どうしたら「基軸」を立てることが可能かについて学びます。
1.「7つの基軸」とはどういうものか?
2.「人づくりエンジン」を稼働する3つの基軸
基軸 1. 人は可能性を具現化する。
基軸 2. Pull Systemで人と組織の可能性を引き出す。
基軸 3. 異質から多様性を生み出す。
3.「人づくりエンジン」を制御する3つの基軸
基軸 4. サムシンググレイトとしての方針管理を実践する。
基軸 5. 摂理に基づいて権限と責任の一致に拘る。
基軸 6. やり切る・積み上げる。
4.基軸が有効に働く良い風土を醸成するための基軸
基軸 7. 経営と現場はRespect とLinkの関係にする。
これら基軸1~基軸7を構造的に、システムとして機能させる考え方や方法について学びます。
Ⅳ.結果を出す「管理者」になるための40項目
これまでの研修は、CS(概念化能力)が中心でしたが、TS(業務遂行能力)やHS(対人関係能力)についても研修します。仕事の基本20項目に加え、人材育成の基本20項目が身に付きます。
*研修内容については、ご要望に応じますのでお気軽にご相談ください。
【完成コース】研修の狙い
当研修では、例えば非上場企業が上場を目指す機会に合わせて幹部の管理力・経営力を大幅に向上させる、或いは新しいビジョンの下で新しい会社経営を実践できる幹部人材を養成することが狙いです。
この研修は全13回に亘り、管理・経営の定義から始まり、ビジョン策定・長期経営計画策定・中期経営計画策定・年度計画策定などの実務を実践できる人材を養成します。さらに、経営管理や方針管理の方法まで研修を深めます。
【完成コース】研修概要
- 対 象 :次長・部長クラス
- 研修時間 :2時間×13回
- 定 員 :10〜30名
【完成コース】研修カリキュラム
Ⅰ.マネジメント力を身に付ける
1.リーダーとは?管理とは?経営とは?
2.原理・原則を大切にする仕事のやり方とは?
3.方針管理とは?
4.マネジメントにおける課題対応・問題解決とは?(パート1)
5.マネジメントにおける課題対応・問題解決とは?(パート2)
6.年度計画とは?
7.業務管理とは?
8.人材育成とは?(パート1)
9.人材育成とは?(パート2)
10.理念とは?ビジョンとは?
11.中期計画経営とは?(パート1)
12.中期計画経営とは?(パート2)
13.総括
*研修内容については、ご要望に応じますのでお気軽にご相談ください。
【単発コース】研修・講演概要
- 対 象 :幹部人材全般
- 研修時間 :2時間
- 定 員 :20〜100名
【単発コース】研修・講演テーマ(例)
*研修内容については、ご要望に応じますのでお気軽にご相談ください。
以下に、各社での実際の研修についてご意見をいただいておりますのでご参考として下さい。
アクティブラーニング手法で、受講生自身が考える「成長の場」に!
異業種交流会の研修を企画しました。研修ソーシングの研修はアクティブラーニングの手法を取り入れた参加型。講師の実務経験に沿った話に多くの受講生が共感。内容が高度になってくると、うまく話せず落ち込む受講生もいます。解説を聞いたり、再度テキストを見直したり、他の参加者の意見を聞いたり、鈴木先生のサポートで受講生自身が考える「成長の場」になりました。ありがとうございました。(J社 研修担当 Uさん)
仕事への取り組み方や姿勢が大きく変わりました。
社員に仕事の目的・背景を理解させ、軸をしっかり持ったブレない思考で行動することの重要さを体得してほしく講義をお願いしました。社員は講師より多くの気づきやヒントを得られ、仕事への取り組み方や姿勢が大きく変わりました。(F社 研修担当 Kさん)
上場企業に相応しい幹部人材として活躍できる人に!
これまでいろいろな研修を受講するよう企画してきましたが、幹部人材育成の成果をなかなか実感できることはありませんでした。しかしこの研修を完結した際には一人ひとりが確かに変化した、成長したと実感しました。(E社 研修担当の Tさん)
研修・講演実績紹介
株式会社 デンソー、株式会社 富士通、株式会社 NTTファシリティーズ、エイム 株式会社、JBCC 株式会社、静岡商工会議所、三浦工業 株式会社、JA栃木中央会、共栄火災海上保険株式会社、SMBC経営者研究会 他(順不同・敬称略)
講師紹介
研修ソーシング代表 鈴木一正
【略 歴】
- 1978年 日本電装株式会社(現株式会社デンソー)入社
- 生産管理部(トヨタ生産方式等を学ぶ)
- 海外勤務(Nippondenso of Losangeles Inc.)生産管理/購買/物流/事業 企画担当
- 帰国後、購買部(国際購買/パワトレイン購買)
- 経営企画部(ビジョン策定・経営計画立案・方針管理実践)等
- 2000年 通信企画部 部長
- 2006年 (株)学協(河合塾関連企業) 代表取締役社長
- 2007年 学校法人河合塾 入社(メーカーのみならず、サービス・教育業界にもトヨタ的経営改革の普遍性を実証し実践するとの志を持つ。)
- 経営改革推進室長(方針管理体系の構築・大幅なコストダウンの実現等)
- グループ経営改革推進室長(方針管理体系の構築・大幅なコストダウンの実現等)
- グループ経営企画本部長(グループ経営の実践等)
- 理事・ 監事 歴任
- 研修ソーシング 代表
- (株)リワイヤード パートナー
- (株)好生館プロジェクト(学生ベンチャー企業) 顧問
無料ダウンロード資料
基幹人材養成研修でお渡しする小冊子から抜粋しております。
以下の資料は、研修を受講された方にお渡ししています基幹人材養成講座小冊子の一部です。無料ダウンロードしていただけますので是非ご活用ください。
よくあるご質問
なぜこの研修をおススメするのか?
テクニカルスキル・ヒューマンスキルだけでは、本物のリーダー(管理者・経営者)になれないと考えます。
それらの基礎力として、コンセプチュアルスキル(1.定義する力 2.本質を見抜く力 3.ブレない軸をもつ力)を身につけることが求められます。
トヨタ・デンソーなどの成功し続ける企業のリーダー育成は、このコンセプチュアルスキル(=概念化能力)を身につけることを重要視しています。
そして、ロアーマネージャー層→ミドルマネージャー層→経営トップ層と進むにつれて、このコンセプチュアルスキルの重要性が増すことを理解しなければなりません。(注:テクニカルスキル(=業務遂行能力)・ヒューマンスキル(=対人関係能力)・コンセプチュアルスキル(=概念化能力))
これらの理由から、この研修を受講することで上記の力が養成され、本物のリーダー(管理者・経営者)に育成されます。
他にも良い研修があるのではないか?
もちろん良い研修は、たくさんあると思いますが、当研修の特徴となるコンセプチュアルスキルを3つ(1.定義する力 2.本質を見抜く力 3.ブレない軸をもつ力)に分け、誰もが理解しやすい形に体系化した研修は他にはありません。
また、アクティブラーニングを取り入れ「受講者の主体的な姿勢を導き出す」のも当研修の特徴です。
受講者はこの研修において、これまで培ってきた経験を基に、「管理者・経営者とは何をする人か」、「どのような能力を身につける必要があるか」を深く考えることができます。
そのため、講師の一方的な講義ではなく、講師・受講者双方が意見を出し合う場・ケーススタディの場・プレゼンテーションの場などを設定して研修を行います。
なぜ、コンセプチュアルスキル(=概念化能力)がリーダーにとって重要なのか?
これからの時代、管理・経営をする上で重要なキーワードとして、多様性の尊重があげられます。一人ひとりの能力・強みを充分に発揮し、新しい価値の創造・イノベーションを起こすことが求められ、コンセプチュアルスキル(=概念化能力)がその礎となります。
換言すれば、一人ひとりの違いを活かしつつ、会社の進むべき方向の「見える化」一人ひとりを束ねるマネジメントが求められます。それを可能にするのが、コンセプチュアルスキル(=概念化能力)です。
もう少し具体的に言えば、このコンセプチュアルスキル(=概念化能力)は、
・一人ひとりの違いを統合する「定義する力」、
・激動の経営環境の中で、成果を導き出す「本質を見抜く力」、
・原理原則に基づいた判断を可能にする「ブレない軸をもつ力」に分類することができます。
今でなくてもいいのではないか?
このコンセプチュアルスキル(=概念化能力)は、ロアーマネージャー層→ミドルマネージャー層→経営トップ層と進むにつれて重要性を増します。幹部人材養成の基礎力として、このコンセプチュアルスキル(=概念化能力)を身に付けることが求められます。
もしこのコンセプチュアルスキル(=概念化能力)を身につけずに、テクニカルスキル・ヒューマンスキルなどの研修を受講された方の多くは、How to ばかりに着目してしまい、仕事の実践において成果につながらなかったケースが散見されます。
今こそ、このコンセプチュアルスキル(=概念化能力)を養成すべきではないでしょうか?
我社の場合、この研修は必要ないのではないか?
当研修は、業種・業態・規模に関わらず普遍的な内容になっています。これから業績を伸ばすために、幹部人材育成ほど重要なテーマはありません。中小企業の皆さまにもご活用いただける内容となっております。
詳細をお知りになりたい方、またご自身の会社にとって役にたつかどうかご不安な方など、是非お問い合わせください。詳細内容についてご説明いたします
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